「素材」の魅力をそのままに。
【北海道稚内市】
- WAKKANAI CITY
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日本の最北端北海道稚内市は太古の恵み豊かな自然が色濃く残っており、
水産・酪農・観光を基幹産業とする国境の街です。
わずか43kmしか離れていないロシア、サハリン州との交流も行っています。 -
また、自然エネルギーの活用を積極的に進めるとともに地域社会全体で環境負荷の低減を図り、
人と地球にやさしい環境都市を目指しています。
【稚内珪藻頁岩】
- WAKKANAI DIATOMACEOUS SHALE
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1,200万年前から大地で育んできた力強さは我々の想像を絶します。
稚内でのみ採掘される高純度珪藻頁岩の恩恵を大事にします。
約1,200万年前、日本列島が形成されるよりずっと昔、北海道稚内では
深い海で繁栄した微細な植物プランクトン珪藻の遺骸が海底に堆積。
堆積した珪藻の遺骸が地上に隆起する際、大きな地圧や地熱が加わって
変成したことで頁岩化し、岩石となりました。
同じ時期に形成された珪藻土は国内各所で採掘されていますが、
稚内宗谷地区で採掘される珪藻土は、「稚内珪藻頁岩」と呼ばれます。
珪藻土には、珪藻が持っていたガラス質の殻に沢山の穴がありますが、
稚内珪藻頁岩と他の産地で採れる珪藻土の大きな違いは
頁岩化した事により大変小さな穴が無数に存在していることです。
稚内でしかできない唯一無二の宝物なのです。
稚内珪藻頁岩は、他地域産の珪藻土よりも吸放湿機能が2~5倍あります。
稚内珪藻頁岩の孔の大きさは2~7mm以下。
一般的な珪藻土の孔は50nmのため、ハッキリとした違いがあります。
一般珪藻土は殻の表面に細孔(半径:50nm以上)が一定の間隔で配列されています。
それに対して、稚内珪藻土は殻の表面がブロッコリー状の凹凸に覆われ、
さらにブロッコリー状の表面に細孔(半径:1~10nm、2~5nmヶ中心)が無数に空いています。
稚内珪藻土は、一般の珪藻土に比べて細孔の径とその容積が数倍であり、機能が優れています。
また、室内の湿度を40~60%程度に維持することができます。
他地域で産出される珪藻土と比較すると、吸放湿機能が2~5倍、水蒸気吸放出機能は炭の数倍といわれ、
その他にも”消臭・脱臭”作用を有していることが解明されています。
この素晴らしい素材を活かした製品の開発を行いました。
珪藻頁岩の「珪」の文字から、「土」を二つ重ねて地層の様子や大地の恵みを表現しました。
自然の力強さや雄大さなどを感じてほしい、そのような想いを持っています。
珪藻頁岩の魅力を活かし、ツヅキ独自の手法で製品化
- 【製品仕様】
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形状:199×199×t9mm
㎡あたり枚数:25枚
箱入数:25枚
箱重量:12.05kg
- ※100角サイズカットサンプル用意あります。
- ※内装壁向け、接着剤張り専用です。
- ※水かかり箇所の施工は避けてください。
- ※天井への施工は避けてください。
- ※施工説明書、取扱い説明書用意あります。
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※天然素材をそのまま活用しています。
製品施工の前には、必ず仮並べをして確認をお願い致します。
また、表面に若干の白粉が付着しています。衣類などへの付着にご注意下さい。
無垢/Plain LM-KE-201 |
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純白で純心な表情。 素材を活かしたそのものの質感で形作りました。 |
浪漫/Modern LM-KE-202 |
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江戸時代に流行した筋模様。その中でも唐桟織を思わせる細い縦縞を描写しました。 縦横の組み合わせ張りも可能です。 |
古風/Classic LM-KE-203 |
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古より伝わる櫛引きという技法。 柔らかで、且つ大胆な引き筋をしっかりと表現し、強弱のある筋線は風合いを持っています。 |
- 自然の色、無垢の力 / 無数の組合せパターン
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何年もの時を経て構築された色合い、その雰囲気を1枚1枚にしつらえた圭。
組合せにより、和洋の空間に調和してくれる存在。
そのような想いを組合せにしました。
暮らしの中に見える「圭」
天然素材「圭」が織りなす「ちから」
- 室内の湿度が60%以上になると、急速に吸湿を行い、湿度が下がると放湿。室内の湿度を40%~60%前後の状態に調整するよう働きかける自立性調湿機能を持ちます。
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ペット、洗面台排水臭、トイレ、生ごみ、タバコ、建材臭など室内での気になるにおいを消臭します。
※においの種類・強さなどによって消臭効果は異なります。
- 建材から放出される有害物質の一つと言われているホルムアルデヒドの濃度の低減効果が期待できます。
- 表面に付着した菌注1やウイルス注2を低減する効果があります。
- ■試験機関:
- 一般財団法人 日本食品分析センター
株式会社食環境衛生研究所 - 注1, 2) すべての菌、ウイルスを低減するわけではありません。
- 注2) エンベローブタイプ2種、ノンエンベローブタイプ1種で効果検証しています。
- ※病気の治癒や予防を目的としておりません。
- ※感染予防を保証するものではありません。
- ※医薬品や医療機器などの医療を目的とした製品ではありません。
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表面に付着したカビの発育がないことを確認しました。
- 【付着カビ菌】
- ■試験機関:一般財団法人 日本食品分析センター
- ■試験方法:JIS Z2911:2018かび抵抗性試験方法一般工業製品の試験を参考。試料に対し、0.5mlの割合で混合胞子懸濁液を滴下。26℃±1℃x 相対湿度95~99% × 4週間培養を行う。
- ■試験対象:30 × 30 × t9mm、5種混合胞子懸濁液
- ★試験結果:1,2,3,4週間後それぞれで摂取した部分に菌糸の発育が認められない。(第22067563001-0301号)
- 建材は高温で焼成して強度を持たせるケースが多いのですが、「圭」は表面に付着している菌を滅菌させるための乾燥処理のみを行い、焼成していません。よって、エネルギーの低減に加え、脱炭素にも繋がります。
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製品化後も再利用する事が可能です。
細かく砕き製品に活用したり、ガーデニングや水槽内の土壌に混ぜたり、袋などに詰めて靴箱、食器棚へ消臭剤として使用したりなど将来は他分野での用途実現を行い、ゴミゼロを目指します。
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珪藻頁岩の生まれた場所である稚内市より特別推奨品として認定を受けました。
地産地消を含めて、地元産品を全国に紹介すべく務めていきます。
- 通常の火災による火熱が加えられた場合に、加熱開始後20分間、建築基準法施工例第108条の2の要件を満たしているものは、国土交通大臣より不燃材料認定を受けることが出来ます。
- 製品全て安心な国産材料を使用しています。体に害を与える素材や異物が混入しないよう原料の選定から生産まで一貫して、しっかりした管理をおこなっています。
- ※「臭気ガス」とは、数種類あるガスのうちの一つを使用し、評価したものです。
- ※生活臭として特に気になるにおい成分(ガス)として、アンモニア、トリメチルアミン、硫化水素を選定し、測定を実施しています。
- ※効果は、ご使用場所の状況(温度・湿度・広さ・形状・エアコン・換気などの有無、製品の設置場所など)や個人差によって異なります。
- ※病気の治療や予防を目的としておりません。
- ※感染予防を保証するものではありません。
- ※医薬品や医療機器などの医療を目的とした製品ではありません。
- ※表面に汚れなどが付着した状態では、効果を発揮できないため適切なお手入れをおこなってください。
未焼成だから、簡単にカット。
NTカッターで表面に筋を入れて押し割るだけ。
未焼成だから、吸水性の高さ。
数秒後には、水痕が無くなる。
データから見る「圭」の「ちから」
①ガス濃度低減のちから
- ①<臭気ガス>
- ■試験機関:地方独立行政法人 東京都立産業技術研究センター
- ■試験方法:ガス検知管による消臭性試験/5L テドラーバッグに圭の側面と裏面をアルミシールにて養生したものと調整した臭気成分を3L注入し、2時間静置後・5時間静置後の数値を測定。
- ■試験対象:圭 30×30×t9(mm)/臭気成分:アンモニア、トリメチルアミン、硫化水素
- ★試験結果:アンモニア、トリメチルアミンが5時間で98%減少(2022 依地墨 第114,115号)。硫化水素が5時間で89%減少(2022 依地墨 第116号)
②ホルムアルデヒド低減のちから
③吸放湿のちから
- ②<ホルムアルデヒド濃度低減>
- ■試験機関:地方独立行政法人 東京都立産業技術研究センター
- ■試験方法:ガス検知管による消臭性試験/5L テドラーバッグに圭の側面と裏面をアルミシールにて養生したものと調整した臭気成分を3L注入し、2時間静置後・5時間静置後の数値を測定。
- ■試験対象:圭 30×30×t9(mm)/成分:ホルムアルデヒド
- ★試験結果:5時間で85%減少(2022 依地墨 第118号)
- ③<心地よい湿度に調整>
- ■試験機関:当社
- ■試験方法:建築材料の吸放湿性試験方法第1部湿度応答法/圭の側面と裏面にアルミテープにて養生したものを、恒温恒湿槽を用いて25℃×50%と90%の24時間周期における吸湿量、放湿量を測定。
- ■試験対象:圭 199×199×t9(mm)、珪藻土塗材199×199×t2(mm)
- ★試験結果:吸湿量24時間後509g/㎡、放湿量48時間後417g/㎡、吸湿量72時間後460g/㎡、放湿量96時間後447g/㎡。
- ※効果は、ご使用場所の状況(温度・湿度・広さ・形状、エアコン・換気などの有無、製品の設置場所など)や個人差によって異なります。
- ※実使用空間での実証結果ではありません。
- ※効果を確認するための試験結果数値であり、保証値ではありません。
- ※病気の治療や予防を目的としておりません。
- ※感染予防を保証するものではありません。
- ※医薬品や医療機器などの医療を目的とした製品ではありません。
- ※表面に汚れなどが付着した状態では効果を発揮できないため、適切なお手入れを実施してください。
- ④<付着した菌やウイルス>
- ■試験機関:【菌、ウイルスA,B】一般財団法人 日本食品分析センター、【ウイルスC】株式会社 食環境衛生研究所
- ■試験方法:【菌】JIS Z2801:2012抗菌加工製品-抗菌性試験・抗菌効果5の試験方法を参考。
- 【ウイルスA,B】検体にウイルス液を滴下し、所定時間保存した後、ウイルス感染価を測定(TCID50法)。また、あらかじめ予備試験を行い、ウイルス感染価の測定方法について検討。
- 【ウイルスC】ISO18184繊維製品の抗ウイルス性試験およびISO21702非繊維製品の抗ウイルス性試験を参考。
- ■試験対象:【菌、ウイルスA,B】30×30×t9(mm)、【ウイルスC】圭 50×50×t9(mm)/付着させた2種類の菌、2種類のエンベローブタイプウイルス及び付着させた1種類のノンエンベロープタイプウイルス
- ★試験結果:【菌】35℃×24時間後 < 20(第22067563001-0101号)、【ウイルスA,B】3時間後 < 1.5(第22067563001-0201号)、【ウイルスC】試験開始時106.5、10分後 < 102.5(227123N)
- ※薬機法(医薬品、医療機器等の品質・有効性及び安全性の確保等に関する法律)の関係上、特定のウイルス名が表記できないため、”ウイルスA”、”ウイルスB”、”ウイルスC”と記載しています。